Feb 18, 2009
コスプレをする人の気持ち
コスプレ。秋葉原などに行けば簡単に見ることができます。しかし、このコスプレをしている人の気持ちはどんな気持ちであろうか。やっぱりです精液れている気持ちが重要なのだろうか。それとも逆に服を、自分が他のもののように着ているキャラクターをつかないようにした方がはるかに重要なのだろうか?それはしている人々しかあるまい。サンタクローズもしかしたら父もと疑問を持ついくつかの程度ですか。我が家の小学1年生の息子も兄から聞いてかすかに認識している様子。も立てた事が発覚すれば、贈り物は受けることができないかも、と思うと、まだサンタを信じていたのが良さそうだという結論に達したようです。今朝の新聞に某有名玩具メーカーの広告が入っていたのですが私は、隠れてこっそり見ていました。私も知らずに呼ばれて密かにプレゼントを準備しなくてはならない。
これまで3回にわたって、日本では高齢者に金融資産が集中している状況を紹介してきました。
【関連記事:=“若者的なる者が消費する”という概念】
そんな50歳以上の人の貯蓄を消費に向かわせた例としては、“ヨン様”が挙げられます。日本のドラマがどれも若者向けに作られる中、50〜70歳の女性の心をがっちりつかんだのが『冬のソナタ(冬ソナ)』でした。
韓国ドラマのスペシャルDVDボックスは数万円、ファンミーティングのために地方から東京に出てくると交通費や宿泊費、参加費で10万円、韓国までツアーに出かけてヨン様にプレゼントを渡し、山ほどお土産グッズを購入すると20万円……。
2008年にはヨン様の追っかけ費用を捻出するため、顧客口座から億単位のお金を盗んだ50代の女性郵便局員が捕まりましたが、そこまでいかなくても数百万円単位でヨン様にお金を投じたシニア女性は少なくありません。それらが彼女らの“夫の収入”や月々の年金の範囲内で収まるはずもなく、「1400兆円の貯蓄の一部」がヨン様のために切り崩されたはずです。
ちなみに、ヨン様の2005年の年収は43億円と報じられました。タレント本人の取り分が2割だったとして全体で動いたお金は1年で215億円、何年も続いたブームを考えるとこれまでに800〜1000億円でしょうか。ヨン様1人でこれなら、いったい韓流ブーム全体でいくらの支出が行われたのか、想像するだけでクラクラします。
これは、インパクトのある商品を提供できれば、50代以上の人たちが貯蓄を消費に回す可能性は十分にあるという象徴的な例だったと思います。
●キーワードは「健康」と「つれあい」
そのほか、日本でシニアの財布をうまくとらえているのは“孫ビジネス”です。この分野が大きくなったのは、若い人が市場の可能性を体感できたからです。「うちの親も、孫のためなら気前よくお金を出してくれる」という実体験から、働く人たちが「有望市場」に気が付き、ビジネスにつながりました。
また、定年後にならないとゆっくり旅行ができない日本では、シニアは旅行業界の有望顧客層です。最初は「退職金を元手に、奥様への感謝をこめて豪華旅行やクルーズに!」という一見華々しい商品ばかり注目されましたが、業界全体として多くの高齢顧客と付き合う中でさまざまなニーズに気が付き、ビジネスが変わり始めています。
高齢者の旅行のキーワードは「健康」と「つれあい」です。元気に見えても、高齢者の多くが何らかの持病を抱えています。
例えば、高血圧で塩分の、糖尿病で糖質のコントロールが必要と言われると、日常生活には何の問題もない人でも気軽に海外パッケージツアーに参加できなくなります。食事が不安だし、「塩を減らしてくれ」と依頼する英語力もありません。しかも持病があると、海外旅行保険にも加入できません。「向こうで万が一のことがあったら……」と不安ですよね。
また、歩くスピードが遅い、階段では膝が痛いなど足腰に不安がある、トイレが近いから長いバスの移動は不安、という人もいます。
しかし、そういう人の中には「少しくらい高くてもいいから、ぜひあそこに行きたい」という人はたくさんいます。すでに旅行会社のパンフレットには「歩く距離が短いコースです」とか「トイレ休憩を必ず2時間ごとに入れます」などと明記し始めたツアーもありますし、車いすの人や持病のある人も参加できる特別なツアーを催行する会社も出てきました。
今はまだマイナーな市場ですが、こうした「高齢者のニーズを取り入れた商品開発」は意味のある一歩です。若者は人数が減るし、旅行でもネットで底値を調べて直接予約をします。「若者の海外旅行離れ」を嘆くヒマがあったら、高齢者ニーズを掘り起こすことに時間を使うのが賢い方法でしょう。
もう1つ、「つれあい」も高齢者旅行ビジネスのキーワードです。「夫を亡くした後でも、20年元気な女性」が増えているし、夫とは趣味が異なるとか、夫にだけ健康問題があり一緒に旅行できない、などのケースもあります。
それでもこの人たちは1人で旅行に参加したりしません。多くは長く専業主婦だった人で「1人で動く」こと自体に慣れていないし、「ツアーに参加して、自分以外はみんな夫婦連れだと寂しいからイヤだ」と思うのです。
ここに目を付けて大成功しているのが「クラブツーリズム」という旅行会社です。「おひとり参加限定の旅」というシニア向けツアーを企画しています。「全員が1人で参加するから、寂しくも情けなくもないですよ!」というわけです。しかも「ひとり参加」の人たちはそういうツアーで旅仲間を見つけ、次回から一緒に旅行したりするのです。
●なぜ振り込め詐欺は減らないのか
このようにさまざまな高齢者向け市場が立ち上がりつつある日本ですが、まだまだ「1日の大半をテレビを見ながら過ごす、数千万円の貯金を持った高齢者」はたくさんいます。
ちきりんが日本でも可能性があると思うのは、米国のフロリダや南仏の小さな別荘村のような「高齢者コミュニティ」です。そういった場所では、温暖な場所に高齢者向けのビジネスやサービスが集まり、格安に生活を楽しむことができます。
最近は日本から引退後にマレーシアなどに移住するのも注目されていますが、海外移住は敷居が高すぎるという人が多いでしょう。日本には、新幹線の駅が近くて便利で、温泉も出る地価の安いエリアもあります。クラブツーリズムがやっているように「おひとりさま」も気兼ねなく移り住めるようになれば、そういうところで暮らしたい人も多いのではないでしょうか。
しかし、今の「引退者用リゾートマンション」はあまりに高価なものばかりですし、街作りというより「分譲マンションの販売」に過ぎません。そうではなく、今後の高齢化人口の急増を前に「街全体として高齢者の普通の生活をサポートする」=「多彩な高齢者ビジネスが集積する」都市計画が検討されるべきかと思います。
高齢者も、そういうコミュニティで仲間ができて一緒に遊ぶようになれば、「将来が不安だからできるだけ使わずに貯め込む」のではなく、「ぜいたくはしないけど、毎日を楽しく過ごす(ために消費する)」人も増えてきます。都会で独りでこもっているから不安がつのり、「頼れるのはお金だけ」的な思考に陥ってしまうのです。
ちきりんは、「振り込め詐欺」がいっこうに減らない背景には、日本の高齢者が極めて孤立した生活をしているという理由があると思っています。もしも彼らが1日10時間、1人でテレビを見ているのではなく、毎日仲間と食事をしたり話をしたりしていれば、「この前、息子が逮捕されたとかいう電話が警察からかかってきてびっくりしたんだけど……」という話も茶飲み話として仲間内で共有されるでしょう。
振り込め詐欺集団は、「多額の貯金を持ち、お金の使い道のない高齢者」に明確にターゲットして悪事を働いています。こういったタイプの詐欺の隆盛は、高齢者の貯蓄を適切な消費に導く合法的なビジネスの不在・不足と表裏一体とも言える現象なのではないでしょうか。
そんじゃーね。
著者プロフィール:ちきりん
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。著書に『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』がある。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
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